最近、
「先輩の顔、ショボくれてますよ」
なんて言われて(しかもあろうことか年下の女の子に)、
「薄々自覚はあったけれど、これは何とかせねば」
と思い、
「でもどうしたらいいのかわからないから困ってるんじゃ!」
と悩んでいたとき、
アマゾンプライムで何となく観た映画が
『インスタント沼』
でした。
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映画を見て考えたこと(ネタバレなし)
主人公のハナメは、電球のおっさんにこんなことを言われます。
「ハナメなぁ、お前は自分が信じるものしか見えないからダメ。人間は信じられないものも見えるからいいんだよ」
ハナメは、
かっぱとか、オカルトとか、心霊現象とか、
そーゆーものを全く信じません。
そんな彼女は、
悪いことが重なって、
“ジリ貧”になっていきます。
このハナメの状況は、
今の私の状況とピッタリです。
私が年下の女の子に言われた「ショボくれている」という言葉の意味は、
ハナメがジリ貧になっていく様と同じなのです(たぶん)。
どうもパッとしないとき、
どうすればいいのか、
その具体的な方法のひとつとして、
「水道の蛇口をひねれ」
ということが出てくるのですが、
これの意味するところは、
映画を観てのお楽しみとしておきましょう。
(観ると言葉の意味そのまんまだということがわかります)
たぶん私は、
このシーンを一生忘れないと思います。
「水道の蛇口をひねれ」は、
しょーもない日常から抜け出すための合言葉なのです。
そんなこんなで、
ハナメは気づきます。
「幽霊を見るとか見ないとか、自分の目で見たことしか信じないとか、そんなの結局、意地なのだ。そうだ、意地の重さであたしはジリジリと沼に沈んでいるのだ」
このシーンを観て私は、
「先輩は、自分で勝手に不自由にしてる」
と例の年下の女の子に言われたことを思い出しました。
(私が色々ボロクソに言われすぎなことは放っておいてください)
そして、
ハナメがここに至ってようやくタイトルにもなっている「インスタント沼」のシーンです。
(ハナメがここに至っていないと「インスタント沼」のシーンはありえません)
ハナメが
「これはインスタント沼なのだ」
と気づいたシーンを観て、
「そっか、人生ってこうやって面白くするんだった」
と思い出させられました。
(そう、誰しも忘れているだけなのです)
そしてハナメは最後に叫びます。
「いい!?世の中の出来事のほとんどは大したことないし、人間、泣いてる時間より笑ってる時間の方が圧倒的に長いし、信じられないものも見えるし、一晩寝れば大抵のことは忘れられるのよ!とにかく、水道の蛇口をひねれ!そして、その嘘と意地と見栄で塗り固められたしょーもない日常を洗い流すのだー!」
何が言いたかったかというと、
もしかしたら私は、
この映画がきっかけで、
「ショボくれた顔」
から抜け出せるかもしれないということです!
(これを読んでいるあなたにとってはどーでもいいことかもしれませんが)
私が何を書いているのか、
たぶん映画を観ないとよくわからないと思います。
(観てもわかないかもしれないし、わかりたくもないかもしれませんが)
有名な映画なので、
観た人も多いかもしれませんが、
まだの方は是非観てみてください。
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映画の基本情報
◆タイトル:『インスタント沼』
◆監督:三木聡
◆脚本:三木聡
◆主な出演者:麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮、相田翔子、松坂慶子
◆主題歌:「ミス・イエスタデイ」/YUKI
◆公開日:2009年5月23日
◆上映時間:119分
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