2015年頃に流行ったサードウェーブ(第三の波)コーヒーから3年が経ち、
今年、2018年は第四の波(フォースウェーブ)がくると言われ始めています。
さて、「コーヒー第四の波」とは、どのようなものなのか、
調べてみました!
スポンサードリンク
スポンサードリンク
これまでの「コーヒーの波」を振り返ってみましょう!
「コーヒー第四の波」はまだ来ていません。
「コーヒー第三の波」の後、「来る、来る」とは言われていますが、
まだ「これが第四の波だ!」というトレンドは来ていないのです。
そのため、現時点では、「第四の波」が何なのか、
というのは予測でしかありません。
第一、第二、第三の波を見てきた結果導かれる未来予測です。
そういうわけで、「第四の波」が何なのかについて語る前に、
第一、第二、第三の波について振り返り、
その流れとして第四の波がどのようなものと予想できるのかを書いていきたいと思います。
コーヒー第一の波とは?
第一の波(ファーストウェーブ)は1970年代です。
日本では、戦後、高度経済成長期に当たります。
一言で言ってしまえば、
「第一の波」とは、コーヒーの一般への普及です。
街には喫茶店が増え、
インスタントコーヒーが飲まれるようになったのもこの時期です。
銘柄としては、
「キリマンジャロ」や
「ブルーマウンテン」が出始めた時期になります。
ただし、この時期のコーヒーは、複数の豆を混ぜたブレンドで、
アメリカンコーヒーのような浅煎りの薄いコーヒーでした。
これは、コーヒー豆が重量で取引されているためで、
薄い方がコストが安く済むため、
大量生産・大量消費のこの時代には、
「質より量」の理論で、薄いコーヒーが多かったのだと言われています。
コーヒー第二の波とは?
第二の波(セカンドウェーブ)は2000年代です。
第二の波では第一の波への反省で深煎りのコーヒーが流行り、
豆が栽培された国や産地へのこだわりも始まり、
スペシャルティコーヒーと呼ばれる高品質で美味しいコーヒーも出始めました。
このころ出始めた豆が、グアテマラの「アンティグア」や、
インドネシアの「マンデリン」、ケニアの「ニエリ」などです。
一言でまとめると、
「質より量」の第一の波から、
「量より質」への転換があったのが第二の波です。
この時期に流行ったのは、
「シアトル系」と呼ばれるコーヒーチェーン、
「スターバックス」や「タリーズ」です。
これらの新しく入ってきたコーヒーチェーンにより、
エスプレッソやラテなどのアレンジコーヒーや、
コーヒーを用いた新しいドリンクメニューが数多く開発されました。
また、この時期にコーヒーのテイクアウトが一般的になったと言われています。
コーヒー第三の波とは?
第三の波(サードウェーブ)は2010年代です。
話題になったのは「ブルーボトルコーヒー」の日本初上陸でしょう。
これは2015年のことでしたね。
第三の波を代表する「ブルーボトルコーヒー」が、
第二の波世代のコーヒーチェーンと何が違ったのかと言うと、
豆の品質です。
第二の波でも豆へのこだわりは始まっていましたが、
それでもまだ豆の栽培国ぐらいまでの話で、
しかもブレンドコーヒーが主流でした。
これに対して第三の波は、
1か所の国、1か所のコーヒー農園まで絞って、
ブレンドせずに提供する「シングルオリジン」が特徴です。
有名な農園としては、パナマの「エスメラルダ農園」や、
「ドンパチ農園」です。
さらに、品質を落とさないよう、大量生産せず、
焙煎後になるべく早く売れてしまうように計算しています。
そして、そのこだわり抜いた豆の個性を失わないように、
必要な分だけローストする「浅煎り」で提供するのです。
つまり第三の波とは、豆に究極にこだわったトレンドだったと言えます。
(そのこだわり方は、地ビールに似たこだわりだと言われます)
スポンサードリンク
ここまでの流れを踏まえて、コーヒー第四の波とは?
さて、ここまでコーヒーの第一、第二、第三の波を見てきましたが、
これらを踏まえて、2018年に来るかもしれない「コーヒー第四の波」について、
今言われている専門家の皆さんの予測をまとめてみましょう!
★誰が淹れたコーヒーかが重要になる時代のこと
★自宅焙煎が一般的になる時代のこと
★生産者と消費者が直接つながる時代のこと
★お店でのコミュニケーションを重視する時代のこと
★最新テクノロジーを搭載したコーヒーメーカーが使われる時代のこと
★カフェインレスのデカフェコーヒーが一般的になる時代のこと
★コンビニコーヒーがより台頭する時代のこと
★コールド・ブリューと呼ばれる水出しコーヒーが一般的になる時代のこと
である。
と、様々な予測がされています。
第四の波を勝手に想像してみましょう!
これまでの流れから考えると、
豆へのこだわりは究極のところまで進んでいますから、
あとは、淹れ方、つまり誰が淹れるか、
というところに行きつくような気が個人的にはします。
そうなると、美味しくて安価であれば、
淹れるのは“人”でなくてもいいのですから、
一流ののバリスタの技を完璧に記憶した最新テクノロジー搭載のコーヒーメーカーでもいいということになります。
そのコーヒーメーカーの機械自体が非常に安価になってくれば、
コンビニにも置かれるようになるでしょうし、
最終的にはコーヒー好きの家庭には必ず一台置かれるものになってくると思います。
個人で最高のバリスタ(機械ですが)を所有することとなれば、
よりこだわりたいコーヒー好きは農家と直接つながって、
自分が最高だと思う豆を自宅で挽いて飲む形になる可能性はあるのではないでしょうか。
ここまで「コーヒー第四の波」がどんなものなのか、
勝手に想像したことを書いてみました。
「第四の波」はまだ来ていない未来のことです。
こうやって、
「第四の波って、どんな感じかなぁ」
と、未来を想像しながらコーヒーを飲んでみるのも面白いと思いますよ!
スポンサードリンク
スポンサードリンク