この章では、前の記事に引き続きブログの執筆動機についてより具体的に記す。旅に出ようと思って、現在、インターネット等で「旅」や「食事」と検索すると膨大な量の情報が検索できる。にも関わらず、筆者が必要とする情報はそれほど多く見受けられないと感じている。特に、海外旅の場合がそうである。そのような状況への不満や、その解決手段としてのこのブログの位置付けなどについてしたためることにする。
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壱の巻:既存の旅情報への不満
(1)必要な情報量の少なさ
前章でも述べたように筆者も「貧乏&暇無し旅」の立場に置かれており、毎度毎度そのスケジュールや予算組みに苦労している。インターネット等を用いて事前に調査することで、できるだけスケジュールを立てようとするものの、意外と有用な情報が少ない。予算(時間)の制約が少ない旅行者にとっては有用な情報であっても、筆者のような旅行スタイル「貧乏&暇無し旅」に役立つような情報があまりないと感じている。
(2)具体的な困り事
例えば、現地の食事(海外旅行)に関する情報である。インターネット上では、その国の有名なレストランや日本食を提供する場所に関する情報は大量に出てくるのに、現地の人が利用するような、いわゆる定食屋のような情報は殆ど出てこない。有名なレストランや日本食をもちろん否定するわけではないが、それには相当の費用がかかるし、筆者の旅には不向きである。国内旅行であっても、その情報量の少なさに驚かされることがしばしばある。
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弐の巻:有用な情報を提供するために
(1)ブログ作りにチャレンジ
そのような状況のなかで自分と同じ悩みを持つ人への一助になればと思い、このブログを執筆する次第となった。また、一緒に旅をする友人の勧めも大きなきっかけとなった。筆者と同じ立場にいる方やそうでないとしても「貧乏&暇無し旅」愛好家は、相当数いるのではないかと思う。「旅に出たいけど休みが取れない」や「お金がないし、どうやって旅をしたらよいのか分からない」といった方に有用な情報を継続的に提供したい。このブログは「貧乏&暇無し旅」の実践記述であり、その素晴らしさを伝えるための道具である。
(2)このブログの特異点
時代錯誤かもしれないが、このブログでは「貧乏&暇無し旅」の魅力を写真の提示に頼るばかりではなく、旅の同行者の力も借りつつ、文章によって伝えたい。また、文中に訪問地の歴史や文化も記すことで、このブログを参考に旅に出る方にとって、旅先での思いで作りや話の種になればと考えている。なお、事前学習は、旅の楽しみを倍増するための秘訣であり、旅を楽しむために最も有効な手段であると考えているので、積極的に紹介を行いたい。
参の巻:最後に
(1)二人で旅することの困難さ
受けの良い話ばかりをする事は気が引けるのでここに記すが、筆者自身このブログをいつまで更新できるか正直不安である。旅の同行者(社会人)といつまで旅を続けられるかも不明であるし、そもそも旅を共にする友人を見つけること自体そう簡単ではないと思っている。友人と旅をしたことがある人なら一度は経験していると思うが、長い付き合いになると嫌な所がお互いに見えてくるものだ。またちょっとしたすれ違いが大きな亀裂を生むこともある。二人で旅を続ける難しさである。
(2)旅ブログを継続する難しさ
このブログは、旅の同行者の助力無くしては全く完成しない「共著」の「参考書」であるが故に、何らかの理由で一人が書くのを止めてしまえば「本」は完成しない。このブログの更新が途絶えた時が、二人の旅の終わりであり、更新が続いている間は旅を続けているという証として考えてもらいたい。
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