小さい頃に誰もが一時期お世話になるNHKの子ども向け番組と言えば、
「おかあさんといっしょ」ですよね。
この「おかあさんといっしょ」で人気者だった歌のお兄さんと言えば、
横山だいすけさん、通称だいすけお兄さんです。
この、だいすけお兄さんがHuluで持っている冠番組、
「だい!だい!だいすけおにいさん!!」の中で、
だいすけお兄さんがうたった歌が大きな話題を呼んでいます。
「あたしおかあさんだから」
というタイトルのこの歌の作詞をしたのは、
絵本作家の「のぶみ」さんという方なのですが、
正直、のぶみさんのことは全然知らなくて、
今回の件で初めて名前を聞きました。
どんな方なのか、ちょっと気になったので、
のぶみさんがどういう経歴の持ち主なのか、調べてみました!
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のぶみさんってどんな人?
まずは、
のぶみさん本人が公開しているYouTube動画に、
のぶみさんの紹介動画がありますので、
見てみてください。
(見なくてもわかるように文章でも説明していきますが、
のぶみさんの仕事へのスタンスがよくわかる良い動画です)
のぶみさんは、
170冊以上の作品を出版している人気絵本作家です。
ただ、
今は絵本以外の仕事も多く、
・福島県応援チャリティキャラクターの「あたまがふくしまちゃん」
・NHK「みいつけた!」の「おててえほん」のアニメ
・NHK「おかあさんといっしょ」の『よわむしモンスターズ』
など、
キャラクターデザインや作詞の方面で引っ張りだこ、
多くの人が、気付かぬところでのぶみさんの仕事を
目にしているのではないでしょうか。
のぶみさんの過去
のぶみさんは、
人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」でも
取り上げられたことがあります。
その中でも語っている話で、
本人としてもオープンにしている事実なのですが、
のぶみさんは高校時代、
「池袋連合」という名前のチーマーの総長でした。
「チーマー」というのは、
「仲間」や「集団」を意味する“team”に、
「~の人」という意味の“er”をつけた和製英語で、
その言葉通り、
集団で街にたむろして悪さを行う不良グループのことです。
そんなチーマーのぶみさんが、
なぜ絵本作家になったのか。
その理由は、
「好きになった女の子が『絵本が好きだ』と言ったから」
です。
彼女のその言葉以降、のぶみさんは、
絵本を描くために机に向かい続け、
時には髪の毛が抜けてきたり、
腰が悪くなって杖がないと歩けない状態になったりしながら、
絵本を描き続け、描き続け、描き続けて、
やっと絵本作家として名が売れた努力家です。
「絵本描くのが好きすぎてたまらなかった」
から書き続けられたと語っていますが、
そうだとしても、
ここまで努力できるなんて、
もう脱帽するしかありません。
ちなみに、
そのときの絵本が好きな女の子が今の奥様だそうです。
(ちょっとドラマとして出来過ぎです)
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大ヒット作「ママがおばけになっちゃった!」
そんなのぶみさんのキャリアの中でも大ヒット作となったのが、
「ママがおばけになっちゃった!」
です。
「あたし、しんじゃったの? もう! しぬ ときまで おっちょこちょいなんだから!」
引用:http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061332676
こんな軽い感じで、
冒頭でお母さんが死んでしまうところから話がスタートする
斬新な絵本なのですが、
読み聞かせながら、思わず涙を流してしまうお母さん続出の
感動の展開が待ち受けています。
この絵本は、
「さよなら ママがおばけになっちゃった!」と
「ママがおばけになっちゃった! ぼく、ママとけっこんんする!」
というシリーズ本と合わせて
累計55万部を超える大ベストセラーになりました。
「あたしおかあさんだから」
今回、
「あたしおかあさんだから」が大きな話題を呼んだのはなぜでしょう?
まずは、
歌詞全文が載っているツイートがありましたので、
歌詞を見てみましょう。
「あたし おかあさんだから」
最後まで歌詞見たらなんか救済されるのかと淡い期待を抱いて検索したけど…ダメだった… pic.twitter.com/rArSf3irLU
— そら (@Chitose1021) 2018年2月4日
この歌詞に対する主な批判は、
・母親一人で子育てに取り組む「ワンオペ育児」の賛美
・母親ではない女性たちの軽視
などです。
私としては、
「お母さん、育ててくれてありがとう」
という気持ちになって、全然イヤな気持ちにはならなかったどころか、
むしろちょっと泣けたぐらいです。
「ものの受け取り方は人それぞれで、伝えることって難しいなぁ」と思ったのでした。
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