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壱の巻:「脇町うだつの街並み」と「阿波の土柱」
(1)脇町うだつの街並み
①概要
江戸時代に近畿地方の商家を中心に、競うように上げられた「うだつ」。しかしながら、現在町並みとして残っているのは、岐阜県美濃市と徳島県美馬市の2ヶ所しかない。中でも特に、徳島県美馬市の脇町は、城下町として藍と繭で栄え、現在でも85軒が立派なうだつを並べてている。なお、昭和63年には国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
②「うだつ」とは
隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、これを造るには相当の費用がかかったた。そのため、裕福な家しか設けることができなかった。 つまり「うだつが上がる」ということは富の象徴であったとされている。
ちなみ、軒の両端の形状が「卯」に見えることから、「卯建」と呼ばれるようになったといわれている。
③アクセス
祖谷から関西へ車で帰る場合、その道中にあるので必ず訪問してもらいたい!コンパクトな街並みであり、所要時間もそれほどかからないので、のんびりとと訪問されてはどうか?(祖谷渓谷から車で1時間30分程度)
④最後に
そこには白壁と本瓦、そして木製建具の調和が見事な町並みがある。また、江戸から明治にかけての隆盛をそのままにして留めた風景は、懐かしさとともに、不思議な世界に迷い込んだような感覚にもなる。派手ではないが、観光地化もそれほど進んでおらず、当時から続く人々の暮らしをそのままに感じることができるのも魅力の一つ。
(2)阿波の土柱(どちゅう)
①概要
アメリカロッキー山脈、イタリア南チロル地方と合わせ、世界三大土柱と呼ばれる奇観で国の天然記念物。観光地としての整備が出来ており、駐車場完備。しっかりとした遊歩道を歩きながら上から下からと、様々な角度から土柱を観察できる。
②「土柱」とは
この場所は、100万年程前に土砂が堆積した扇状地が地震活動により隆起した場所。この隆起した山の一部が、豪雨や地震によって崩壊し、その後、雨水によって土が削られ、長い年月をかけて形づくられた。いくつもの土の柱が並び、土壁がカーテンのひだのように連なって見えるさまは、雄大な自然の芸術品。放浪画家の山下清もこの地を訪れ、見事な土柱を描き上げている。この場所は、専門的な見地で言えば、土柱礫層(どちゅうれきそう)と呼ばれる特別な地形である。つまり、直立した崖が砂礫層によって構成されていることが条件であり、その状況が世界を見渡しても珍しい。
③アクセス
「脇町うだつの街並み」からも車で近く(車で20分程度)、こちらも必訪スポットといえる。おすすめの観光コースは、障害者専用の駐車場からのアクセス。駐車場から小道を100m程行くと、土柱を中腹から見ることが出来る展望台に到着する。その後は、上の一般展望台から土柱を眺めたり、階段を使って下に降りて、土柱を見上げてみたりと様々な視点で土柱をじっくり観察してみよう。
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