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skygofreeとはどんなスパイウェアかを表にまとめてみた!

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スパイ

これまでにない高度な機能を複数実装したスパイウェアが
発見
されて話題になっています。

「Skygofree」名づけられたこのスパイウェアは、
一体どこがそんなに危険なのでしょうか?
これまでのスパイウェアとは何が違うのでしょうか?

「Skygofree」について表にまとめてみたので、
その表を見つつ、このスパイウェアの脅威についてまとめていきます!

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「Skygofree」に関する情報をまとめた表

それでは早速、
Skygofree関連の情報をまとめた表がこちらです。

Skygofreeまとめ表

ここからは、
ひとつひとつの項目についてもう少し詳しく見ていきましょう!

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「Skygofree」とは何か?なぜ話題になっているのか?

「Skygofree」の発見

「Skygofree」を発見したのは、
ロシア・モスクワに本社を置くコンピュータセキュリティ会社、
カスペルスキー社(Kaspersky Lab)です。

発見したと報告されたのは2018年1月16日です。
(発見自体は2017年10月)

このソフトウェアに「Skygofree」と名づけたのは、
発見したカスペルスキー社で、
このスパイウェアのドメインの1つに“Skygofree”
という言葉が使われていたことが由来
になっています。

また、
カスペルスキー社によると、
Skygofreeを開発したのはイタリアのIT企業の可能性が高いとのことです。

「Skygofree」の標的

Skygofreeはandroidスパイウェアです。

つまり、
androidが標的になっていますので、
iOSに関しては今のところ対象にはなっていません。

android

このSkygofreeが話題になった理由の一つとして、
日本が標的として作られた可能性があるということがあります。

「日本が標的なのではないか」と推測される理由としては、

◆Skygofreeが潜入しようとした端末が、日本の通信キャリアから発売された端末が多い
 
◆主な監視対象アプリがLINEになっている

という点が挙げられています。

具体的には、
Skygofreeが潜入しようとしたとされる端末は、

・京セラ HONEY BEE 201K
・サムスン Galaxy S4 SC-04E
・ソニーXperia VL SOL21

などが挙げられています。

また、
監視対象のアプリはFacebookなど他のSNSを差し置いて、
LINEが最優先となっています。

LINEは、
台湾、タイ、インドネシアにもユーザーは多くいますが、
圧倒的にユーザー数が多いのは日本です。

他の国ではそれほどシェアが大きくないLINEをわざわざ最優先にするということは、
標的は日本なのではないか、という理屈です。

「Skygofree」の驚異的な機能

日本が標的になっている可能性と併せて、
その驚異的な機能も話題になった理由のひとつです。

Skygofreeの機能として判明しているものは、以下です。

◆感染デバイス上のほぼすべてのサービスと情報にアクセスできる機能
 
◆システムを管理する最高権限(ルートと呼ばれる)を取得できる機能
 
◆WhatsApp(メッセンジャーアプリ)のメッセージを盗む機能
 
◆画面オフ状態でもプロセスが停止しない機能
 
◆デバイスのロック解除の際にインカメラで写真を撮影できる機能
⇒デバイスの持ち主の顔写真を撮影可能
 
◆特定の場所にいる時にデバイスのマイクを使って周辺の音声を盗聴できる機能
⇒感染デバイスがオフィスに入った際などに盗聴が可能
 
◆攻撃者が制御するWi-Fiに感染デバイスを接続させる機能
⇒ログインIDやパスワード、カード番号なども全て取得可能

中でも最後のふたつの「盗聴」や「Wi-Fi」に関する機能などは、
これまで現実世界で一度も見られなかった新しい機能です。

SF映画のような機能ですが、現実に可能です。

駆除は可能なのか?

ここまで見てきたように、
これだけの機能が実装された驚異的なスパイウェアです。

万が一、感染していたら、感染してしまったら
と心配になりますよね。

まず、対策としては、

★アプリは公式ストアからインストールする
★疑わしいアプリはダウンロードしない(不審な権限要求にも注意)
★信頼できるセキュリティソフトをインストールしておく

ということをカスペルスキー社は推奨しています。

駆除に関しては、
セキュリティソフトの
マカフィー モバイル セキュリティ」や
カスペルスキー インターネット セキュリティ
でSkygofreeを検出すると、
Android/SpyAgent.CT
と検出するので、これをアンインストールすれば駆除可能です。
   
スマートホンがないと不便で仕方ない、
と思ってしまうほどに、
今の世の中にはスマートホンが日々の生活やビジネスに浸透しています。

だからこそ、それを逆手にとられる可能性は高いと言えます。

スマートホンは個人情報の塊です。

使用をやめることはなかなか難しいと思いますので、
最低限、できる対策はした上で、使用したいところです。

後々取り返しのつかない事態にならないためにも。。。

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