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Amazon Goが日本で開店するのはいつか?どんな仕組みなのか?

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amazon goロゴ

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/23/news063.htmlより転載

現地時間1月22日、
アメリカ、西海岸の街シアトルに、
「Amazon Go」がついに開店しました。
(営業時間は平日朝7時から夜21時までで土日休み)

2016年12月にAmazonの新本社内に社員向けにオープンしていて、
2017年前半の一般向けオープンを目指してテストを続けていました。

今回、計画よりも約1年ほど遅れてようやく一般向けのオープンです。

この「Amazon Go」は、
レジで会計をする必要がなく、
お金を持たずに買い物できる
店舗として、
以前から注目を集めていました。

レジに並ぶストレスがなく、
サザエさんのように財布を忘れてしまっても買い物ができる、
というより、
「財布を忘れたら買い物ができない」
という常識自体が覆される

便利で画期的なお店です。

さて、
気になるのは、
「Amazon Go」がいつ日本で開店することになるのか
だと思います。

そして、
「Amazon Go」がどのような仕組みで
レジなし、財布なしでの買い物を実現しているのか

これも気になるところだと思います。

この記事ではこの2点についてまとめていきます!

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「Amazon Go」が日本で開店するのはいつなのか?

「Amazon Go」が日本で開店する日時は、
現状全く決まっていません。

そもそも、開店するかどうかすら未定です。

もしかすると開店することが決まっていたり、
開店する日時も決まっているのかもしれませんが、
公表はされていません

ただ、
Amazonの日本事業の売り上げは、
Amazon全体の7.9%もあり、
これはアメリカ、ドイツに次いで世界三位です。(2016年)

日本事業の売上高は、
日本円にして約1兆1660億7600万円(1ドル108円で計算)で、
前期比17.5%増、いまだ伸び続けている状況です。

これだけの規模でAmazonが根付いている日本という国を、
Amazonが放っておくなんていうことはないでしょう。

日本に根付くAmazon

それに、
レジが必要ないということになると、人件費がかかりません
その分商品が安く提供できるということになれば、
値段が高く、レジに並ばなければならないコンビニと、
値段が安く、レジに並ばずに、しかもお金も持たずに買い物できるAmazon Goでは、
おそらく多くの人がAmazon Goを選ぶのではないでしょうか。

そうなれば、
コンビニ大国ニッポンは、大きなビジネスチャンスがあると言えそうです。

※実際、アマゾンのジアンナ・プエリニ副社長はamazon go出店の目的について、
価格競争に勝つこと」と明言しています(「シアトルタイムズ」より)から、
商品の価格を安くすることは間違いなさそうです。

先ほど書いたように、
一般向けの開店は、計画から遅れに遅れて約1年後に実現しました。

Amazonが想定していたよりも、
問題なく運用できるような仕組みを作ることが、
難しい部分があったためです。

ただ、遅れた分、充分なテストは行ってきたはずです。

今回シアトルで開店した1号店がスムーズに運用できるということになれば、
日本での開店も近いかもしれません。

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「Amazon Go」はどういう仕組みなの?

「Amazon Go」のプロモーションビデオ

まずはAmazonが作成したプロモーションビデオありますので、
これを見てAmazon Goがどのような店舗なのか確認しましょう。

なんだか万引きしているみたいですよね。(笑)

でも実際は、
IDをかざさないと入店できない仕組みになっていて、
そのIDに登録されているクレジットカード情報から
商品の代金を引き落とされるようになっているAmazon Goでは、
万引きは不可能です。

あとは、
このIDは基本的にはiPhoneやスマートホン等になると思いますが、
これらを持たない人はAmazon Goを使えないのではないか、
という疑問があります。

しかし、
もうほとんどの人がもっているのですから、
それほど問題にならないと思いますし、
Amazonアカウントを認識できればいいのですから、
もし必要があればAmazonが独自にIDカードのようなものを
発行すればいいだけでしょう。

「ジャスト・ウォーク・アウト」というテクノロジー

Amazon Goで採用されているテクノロジーのことを、
Amazonは「ジャスト・ウォーク・アウト(歩いて出るだけ)
と呼んでいます。

そのままその名の通り、
「Amazon Go」での買い物は、
ただ棚から欲しい商品をとって、
そのまま店外に歩いて出るだけです。

Amazonはこの「ジャスト・ウォーク・アウト」の技術的な仕組みについて、
一切明らかにしていません。

ただ、わかっている範囲で言えば、
これを可能にしているのは、多数のセンサーとAI(人工知能)で、
自動車の自動運転技術に利用されているテクノロジー

同じようなものを利用しています。
(ここまではAmazonが公式に明らかにしています)

これまで、
Amazon Goのようなレジなしの店舗を作るための方法として一般的だったのは、
RFIDという方式で、
RFタグと呼ばれる電子タグに商品IDを登録して管理する仕組みです。

つまり、
RFIDでは商品を管理していることになります。
(Amazon Goはこの仕組みも併せて使っているのではないかという見解もあります)

これに対してAmazon Goは、
商品ではなく、買い物をするお客さんを管理
しています。

たとえば、
天上を見上げれば多数のカメラがあることがわかります。

Amazon Goのカメラ

頭上にある多数のカメラ(https://www.businessinsider.jp/post-160713より転載)

棚にはマイクや、重量センサー、赤外線センサーなどが設置され、
商品を棚から取り出したり、戻したりしたことを
検知できるようになっているようです。

さらに、
お客さんが手に取った商品が何なのかを判断する材料として、
過去の購入履歴などから、そのお客さんは何を買う確率が高いのか、
そのお客さんの買い物のパターンはどのようなものなのか、
などのお客さんのパーソナルな情報
をAIによって割り出して、
その情報も併せて使っているのではないかと言われています。

Amazonが仕組みに関する詳細な情報を公開していないため、
予測の部分が大きくなってしまいましたが、
「ジャスト・ウォーク・アウト」は、
おおむねこのような複合的な技術なのだろうと予測されています。

こうやって説明されたとしても、
誰がどの商品を取って店を出たのかなんて本当にわかるの?
と疑いたくなってしまいます。

実際、
一般公開前に2016年12月から行っていたテスト段階では、
店舗内で買い物をしているお客さんが20人以上いると、
どの商品を取り出したのかを把握できなくなってしまっていた
ようです。

今回、
一般公開に踏み切ったのは、この点をクリアできたためで、
現在は混雑時でも対応可能になっています。

「Amazon fresh」

Amazonがここ数年で始めたサービスとして、
Amazon fresh」というものがあります。

これはプライム会員しか利用することはできませんが、
生鮮食品を配送してもらえるサービスです。

2007年にアメリカで始まり、
現在はイギリス、ドイツ、日本の一部地域
サービスが提供されています。

このサービスがいち早く日本で提供され始めたことを見ても、
もしAmazon Goが世界で展開することとなれば、
日本に開店する日はそう遠くない未来なのではないかと思います。

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