
松坂大輔(http://blog.livedoor.jp/livejupiter2/archives/9023546.htmlより転載)
1月23日(火)、
福岡ソフトバンクホークスを退団した松坂大輔投手が、
中日ドラゴンズの入団テストを受験し、
見事合格しました!
約80人の報道陣が詰めかけるほど注目度が高かった今回の入団テストは、
投球を見守った森繁和監督に、
「このままずっと見たい」
と言わしめるほど上出来の内容だったようです。
森監督は、松坂投手がプロ入りした際の西武ライオンズの2軍コーチ、
また、国際渉外担当を務める友利結さんは西武時代の先輩、
こういった関係性もあって、今回の入団テストが実現しました。
さて、
入団が決まり、
2月1日から沖縄の北谷で始まる1軍キャンプへの参加もほぼ確実、
気になるのは、背番号は何番なのか、という点です。
中日側からいくつか候補が出され、
中には「20」などの若い番号もありましたが、
松坂投手が選んだ番号は「99」でした。
他にも選べる番号がある中で、あえて
選手登録できる背番号の中で最も数字が大きい「99」を選んだ理由は、
一体何なのでしょうか?
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背番号「99」の理由とは?
松坂大輔投手が背番号「99」を選んだ理由に関して、
様々な意見や憶測が飛び交っています。
「目標体重だろ」
「これで安心してプロリハビラーとして過ごします。
背番号18でプロリハビラーやるとファンに叩かれるからね。」
「99マイル/hの速球が売りの松坂らしい背番号じゃないか」
「99=29=肉」
「なんだ、早くも今年登板できなかった時のバッシングを緩和するための手を打ってきたか」
などと、
ネット上では厳しい意見や体重イジりが多数ありました。
その中で、
「9×9=81
「81」をひっくり返して、思い入れのある「18」ってことなんじゃないのか?」
という意見があり、
これには「お、そうかも」と思いました。
それでもう少し調べてみると、
森監督が、
「苦しんで苦しんでいるんですから99です。
いろんな番号を出しましたが、本人がそれを選んだ」
と言った、
という情報が見つかりました。
そして、
松坂投手自身が、
「ベタなところで(9と9を)足したら『18』になる。
何か縁があるのかなと思った」
と話している、
という情報も見つかりました。
ただし、
このどちらの情報もソースが曖昧です。
本当に言ったかどうかはわかりません。
ただ、
森監督、松坂投手が言ったとされるこのふたつは、
背番号「99」を選んだ理由として、
どちらも真実だろうと感じます。
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松坂大輔投手のキャリアを振り返る
松坂大輔投手は、1980年9月13日生まれで、
育ちは東京都ですが、実は生まれは青森県です。
出身校は横浜高校で、
「平成の怪物」と呼ばれたのはこの頃です。
夏の甲子園決勝戦でノーヒットノーランを達成して優勝したことは、
あまりにも有名です。
この決勝戦には、後に所属することになるボストン・レッドソックスの
スカウトが観戦していたそうで、何か運命めいたものを感じます。
その後、
西武ライオンズに入団し、
「最優秀防御率」や「最多勝」「沢村賞」など数々のタイトルを獲得、
アテネオリンピックに参加して銅メダル、
第1回ワールド・ベースボール・クラシックでは優勝し、
大会の最優秀選手にも選ばれました。
そして2006年、
ポスティングシステムと呼ばれる移籍システムで
でボストン・レッドソックスへの入団が決まります。

レッドソックス本拠地:フェンウェイ・パーク
2007年にはワールドシリーズで登板し、
日本人初のワールドシリーズ勝利投手になりました。
2013年には、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約、
同じ年にニューヨーク・メッツへ移籍し、
2015年シーズンから日本球界に復帰、
福岡ソフトバンクホークスで背番号18をつけて2017年までプレー、
退団後、今回の入団テストにつながっていきます。
もうやめてもいいのではないか、
と思うぐらいに充分な結果を出している華々しいキャリアです。
それでもまだ現役にこだわるのはなぜなのでしょうか。
背番号99から這い上がった男
ところで、
中日には背番号99から這い上がったひとりの野球選手がいます。
中村紀洋選手です。
2007年シーズンに中日ドラゴンズの育成選手となった中村選手は、
育成選手から支配下選手契約を結ぶ際に、
背番号205から背番号99となりました。
その年、中村選手は日本シリーズでMVPを獲得したのです。
松坂選手が背番号99を選んだことに対しては、
すでに書いたように様々な意見があります。
しかし、
これだけの結果を残してきた「平成の怪物」が現役にこだわっているのですから、
どうしてももう一度マウンド上で輝きたいという思いがあるのでしょう。
中日の背番号99は、諦めないで這い上がった男がつけていた番号です。
中村選手のように、
松坂選手も這い上がって、また一花咲かせてもらいたい、
とひとりの野球ファンである私は思います。
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