「今日は待ちに待った海!
私は絶対焼きたくないから、
SPF50、PA++++の日焼け止めを塗ってきたんだ~
SPFもPAも最大の日焼け止めだから、
これで絶対焼けないハズ!!」
と思って、日焼けのことなんか忘れて思う存分楽しんだら、
家に帰ってみてみるとしっかり焼けていた。
なんてことはありませんか?
いい値段がする日焼け止めを買って使っているのに、
それでも、
「あれ、なんか焼けたね」
なんて言われたときには、
「もう、どうしたらいいの!?」
と思わず地団太を踏んでしまいます。(踏まないか)
そんなことにならないために、
日焼け止めの効果が続く時間はどれぐらいなのか、
絶対焼かないための塗り直しのタイミングについて、
まとめていきたいと思います!
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日焼け止めの効果が続く時間は?
日焼け止めの効果が続く時間は、
だいたい2時間~3時間が目安です。
この数字は、
どの日焼け止めを使っていてもほとんど変わらない
と考えてください。
とは言え、
日焼け止めの種類によって、
多少持続性に差があると言われてはいます。
参考までに、
どんな日焼け止めが効果が長く続き、
どの日焼け止めが短い時間で効果がなくなってしまうのか、
この点も説明しておきたいと思います。
SPFとPA
まずは、
日焼け止めを買うときに誰もが気にするであろう、
SPFとPAについてです。
SPFとPAを簡単に説明しておきましょう。
Sun Protection Factorの略。
UV-Bを防ぐ効果の多きさを示す。
数字が大きいほど効果が高くなる(最大はSPF50)。
【PA】
Protection Grade of UV-Aの略。
UV-Aを防ぐ効果の大きさを示す。
PA+~PA++++までの4段階で表し、+が多いほどUV-A防止効果が高い。
SPF、PAどちらも、紫外線の影響を何倍受けにくくするか
という指標です。
簡単に言うと、
SPFの場合、
素肌だと2時間で真っ黒に日焼けする人が(そんな人はいませんが)、
SPF30の日焼け止めを塗ると、
真っ黒になるまで2時間の30倍、つまり60時間かかるようにできる、
ということです。
PAの場合、
UV-Aの防止効果について、以下のように決まっています。
◆PA++ :素肌と比べて4~8倍UV-Aの影響を受けにくい
◆PA+++ :素肌と比べて8~16倍UV-Aの影響を受けにくい
◆PA++++ :素肌と比べて16倍以上UV-Aの影響を受けにくい
*正確な書き方ではないですが、わかりやすく書くとこうなります
つまり、
この指標は、
塗らないときと比べて、塗ったときに何倍日焼けしにくいか、
という指標ですから、
持続時間とは直接関係はありません。
SPFとPAの数字は、
焼けやすさに影響があるだけです。
SPFとPAの値が小さいものほど、
こまめに塗り直した方がいい、
という意見もあります。
それは、
価が小さい日焼け止めの方が、
相対的に焼けやすいということと、
効果が落ちてきたときに効果ゼロに近づくのが早いこと
からだと思いますが、
誤差だと考えていいでしょう。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤
日焼け止めには、
2つの種類があります。
⇒紫外線を吸収することで、紫外線の影響を防ぐ。
◆紫外線散乱剤
⇒紫外線を跳ね返すことで、紫外線の影響を防ぐ。
この2つです。
どちらかしか使っていない日焼け止めもあれば、
両方を混ぜて作られている日焼け止めもあります。
どちらの日焼け止めなのかを厳密に見分けるには、
成分表示を見るしかありません。
◆酸化チタン(titanium oxide)
◆二酸化チタン(titanium dioxide)
は紫外線散乱剤として使われる成分ですので、
成分表示にこの3つ以外の表示がなければ、
紫外線散乱剤であるとわかります。
なぜこの話をしたかというと、
日焼け止めとしての効果の持続性が、
であるためです。
紫外線吸収剤は、
皮膚の表面で紫外線を吸収し、化学変化を起こして紫外線を放出します。
その際、
化学変化が起こるたびに分子構造が壊れていくため、
紫外線を防ぐ力が弱くなりやすいのです。
紫外線吸収剤を使った日焼け止めを使っている場合、
あまりにも日差しが強いときには、
少しだけ考慮して、早めに塗り直してもいいかもしれません。
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焼かないための塗り直しのポイント
ここまでの話で、
結局どの日焼け止めを使っていたとしても、
2-3時間おきに塗り直しは必要なのだ、
ということがわかりました。
次は、
日焼け止めではなく、
シチュエーションの方に着目して、
どんなときに、よりこまめに塗り直した方がいいのかを
書いていきたいと思います。
そもそもちゃんと塗れているか?
塗り直しについて書くと言いながら、
さっそく脱線します(笑)。
そもそもちゃんと塗れているのか、
しっかりと日焼け止めの効果を体感するには、
塗り直し以前に、
まずはこの点が重要です。
適量を塗れているか?
大抵の日焼け止めには、
「適量を手のひらにとり、ムラなくのばしてください」
というようなことが書いてあります。
さて、
「適量」とはどれぐらいの量のことでしょうか?
「適量」というと、人それぞれの個人の感覚で違ってきてしまいますが、
実は、この「適量」は客観的な数字でだいたい決まっています。
先ほど説明したSPFの数値は、
皮膚1cm四方に対して2mgの日焼け止めを塗ったときの効果として
測定した数値になっています。
これをもう少し実感を持ちやすい形で表現すると、
顔全体に塗ったとき、500円玉1枚分ぐらいの量
になります。
結構な量です。
多すぎると思うかもしれませんが、
この量を塗らないことには、
表示されているSPFの数値通りの効果は得られないのです。
しかし、
実際に一般の女性が塗っている量は、
だいたいこの4分の1程度であると言われています。
ということは、
効果も4分の1ということです。
これで塗り直しもしなかったら、
そりゃあ焼けるはずです。
ムラなく塗れているか?
塗る量がわかったところで、
次に塗り方です。
顔に日焼け止めを塗るときに、
先ほど書いた量、500円玉1枚分程度の量をぎゅーっと出したとします。
これを一気に顔に塗っていくと、
最初に触れた部分はべっとりと付き、
延ばしていけばいくほど、その先は薄くなっていきます。
絶対にムラができてしまうのです。
これでは日焼け止めの効果が正しく発揮されません。
顔に塗る際、
500円玉1枚分を一気に出すのではなく、
最低2回に分けて出すのです。
1回顔全体に塗った後、
さらにもう1回顔全体に塗ります。
そうすれば、
塗りムラなく、日焼け止めの本来の効果が発揮されます。
絶対焼きたくないなら三度塗りしましょう。
ここで気づくのは、
1回で500円玉1枚分を塗り切るのでは、
量が多いと感じますが、
2回、3回と重ね塗りすることを前提に考えると、
500円玉1枚分ぐらいの量は自然に使います。
腕や脚に塗るときに、
どれぐらいの量を塗ればいいかがわからない、
ということであれば、
1度全体にしっかりと塗った後、
もう一度、絶対に焼きたくないときにはさらにもう一度、
全体にキレイにムラなく塗る、
こうすればおおむね適量を塗れていると考えていいでしょう。
頻繁に塗り直しが必要な5つのシチュエーション
先ほど、
日焼け止めの効果の持続時間は、
2時間~3時間程度、
と書きました。
ここでは、
特に意識してこまめに塗り直しをすべきシチュエーションを
5つピックアップしてまとめていきます。
ここで説明するシチュエーションに当たる場合、
もしくはこれに近いシチュエーションの場合は、
本来の日焼け止めの効果を発揮させるために、
最低でも2時間に1回を目安に塗り直しをすることをオススメします。
⇒スポーツをしたときはもちろん、歩いただけでも、外にいるだけでも汗はかきます
②海やプールに入った
⇒屋外の水場では、空からだけでなく、水面に反射した紫外線も浴びることになります
③雨が降っていた
⇒雨以外でも、顔や身体が濡れたとき、日焼け止めは確実に落ちます
④顔や身体をこすった
⇒ごしごしこすらなくても、手や服などで触っただけでも少しずつ落ちていきます
⑤個人差
⇒これはシチュエーションではありませんが、
焼けやすい自覚があるなら塗り直しもこまめにしましょう
さいごに
ここまで何度も「塗り直し、塗り直し」と書いてきましたが、
「メイクをしていると塗り直しは面倒なのよ!」
や
「なかなかそこまで手間をかけられる余裕はないのよ!」
という意見もあると思います。
少しでも塗り直しを楽にするためには、
まず、
メイクをしている場合はスプレーが便利です。
【アネッサ パーフェクトUVスプレー】
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また、
手軽さで言うと、
「飲む日焼け止め」というものが出ています。
【ホワイトヴェール】
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こういったアイテムも活用しつつ、
自分なりに楽に塗り直しができるように工夫してみてください!
そして最後に、
日焼け止めは、必ず1日の終わりには綺麗に落とすことが大切です。
肌を守る為に日焼け止めを塗ったのに、
その日焼け止めのせいで肌が荒れてしまっては元も子もありません。
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