この章では、2020年7月中旬に行った徳島・祖谷温泉(いやおんせん)旅行の概要版を紹介する。各観光場所の詳細については、後日紹介する別の記事を参考にしてもらいたい。
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壱の巻:日本三大秘境
(1)今回の旅先を祖谷(徳島県)にした理由
徳島県と言えば、「鳴門の渦潮」・「大塚国際美術館」・「阿波おどり」など有名な観光スポットが思い出されるが、今回あえて旅先に選んだのは「祖谷温泉」。なぜここに注目したかと言えば、ここは知る人ぞ知る「関西から車で行ける日本三大秘境」の1つであるからだ。まずは、日本三大秘境について、述べることとしよう。余談であるが、旅行2日目には、徳島県のなかでもマイナーな観光地「脇町うだつの街並み」と「阿波の土柱」も訪れている。こちらも非常に興味深い観光スポットである。
※「脇町うだつの街並み」と「阿波の土柱」については別記事参照
(2)日本三大秘境とは
日本三大秘境とは、「徳島県の祖谷」「宮崎県の椎葉村」「岐阜県の白川郷」である。白川郷は有名だが、祖谷や椎葉村については、それほど知られていない。
①椎葉村(未訪問)
宮崎県の北西部にある村で東臼杵郡に位置する。人口は約2,600人と非常に少ない。また、椎葉村には山があり、世界農業遺産に認定されている。
また、椎葉村では、農耕をする人々の労働歌「ひえつき節」が有名。犬を用いて猪や鹿を狩る「狩猟生活」や肥料や農薬をまったく使わない「焼畑農業」など山間の険しい自然環境で生まれた独自の文化が根付いている。もっとも、秘境の名の通り宮崎市内から片道車で3時間30分程度かかるので、訪問するにはかなりの覚悟が必要である。
なお、観光スポットとしては、十根川重要伝統的建造物群保存地区、落ち水の滝、大イチョウなど魅力的なものも多いと聞くが、まだ訪問していないので確たる事は不明である。
②白川郷(訪問済)
岐阜県大野郡(県の最北端の険しい山間地)に位置する集落。日本有数の豪雪地帯でもあるこの場所には、いつ頃から集落ができたのかは定かでないものの、鎌倉時代初期の記録には既に存在していた。特徴的な独特の合掌造りの建物では、江戸時代より養蚕業が浸透し、蚕を育てるスペースを確保するために民家の建物が大型化し、現在のような形をしている。ここは重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、この独特の合掌造りの建物は、世界遺産にも登録されている。なお、世界遺産には五箇山(富山県南砺市)の合掌造り集落も併せて登録されており、こちらの方が観光客も少なくゆったりと観光できる。
椎葉村とは異なり、レンタカーや路線バスによるアクセスも容易なので、気軽に訪問できる世界遺産と言えよう。
③祖谷(今回の旅先)
四国のほぼ中央、徳島県西部の高知との県境にほど近い山間(徳島県三好市)にある秘境の地。祖谷は平家の落人が逃れてきたとの伝説も残り、山麓にへばりつくように住宅が点在する。有名な吊り橋「かずら橋」や温泉郷もある。
また、降水量も多いために樹木が生い茂り、人里より隔絶された地域であると共に、深山幽谷の景観を楽しむことができる。周辺には、大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)位置し、いずれも剣山国定公園の指定を受けている。
白川郷ほどではないが、電車や路線バスレンタカーによるアクセスも比較的容易であり、関西からの訪問の際には、より検討の価値があると言える。
(3)旅の基本情報
①旅の日数:1泊2日
②レンタカーを利用
③ホテル:サンリバー大歩危
(4)このホテルを選んだ理由
① 大歩危(おおぼけ)温泉が楽しめる
吉野川を望む展望大浴場を備えており、泉質は強アルカリ泉。
② 夕朝食が付いている
徳島名物の祖谷そばやこんにゃくなど様々なご当地名物が提供される
③ 価格の安さ
祖谷温泉では、他にも著名な旅館もあるが、価格も1万円を越えるのが普通である。しかしながら、このホテルの場合は、1泊8千円程度であり、コストパフォーマンスが際立っていた。
(5)訪問スポット
①1日目
祖谷のかずら橋、大歩危・小歩危、湯巡り、小便小僧像
②2日目
うだつの街並み(美馬市)、阿波の土柱(阿波市)
※次の記事では、「訪問場所の詳細」について紹介予定!
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③第4歩:祖谷温泉へレッツゴー~祖谷の秘境スポット(大歩危・小歩危、小便小僧、温泉めぐり)~
④第4歩:祖谷温泉へレッツゴー~「脇町うだつの街並み」と「阿波の土柱」
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