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壱の巻:安井金比羅宮
(1)概要
主祭神の崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠したことから、古来より断ち物の祈願所として信仰されている。また、戦によって心ならずも愛する妻と別れざるを得なかった崇徳天皇は、人々が自身のような悲しい境遇にあわぬよう、幸せな男女のえにしを妨げる全ての悪縁を絶切るとされている。
(2)縁切り縁結び碑
高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした巨石で、中央の亀裂を通して神様の力が円形の穴に注がれているとされている。自らの良縁を祈願する願い事から、相手との生涯の別れを望むといった少しシリアスな願い事まで、様々な願いが書かれた身代わりのおふだが大量に貼られ、碑が見えないほどになっている。その穴をくぐることで、良縁が結ばれ、悪縁が絶ち切られるとされていることから、その穴をくぐるために長蛇の列ができていることもしばしば。また、碑の近くには大量の絵馬も吊るされてるが、その内容は過激なものも多く、人々の恨み辛みが記されている。人の不幸を望む声がこれほど多いと思うと、少しゾッとする。また、穴をくぐることで、自らの良縁を願うような参拝方法は全国でもかなり珍しい。
(3)久志塚(くしづか)
女性の髪を美しく整える道具である櫛を供養するために1978年に築かれた。美髪や美容にご利益があるとされており、安井金比羅宮では毎年9月に櫛まつりが行われる。櫛まつりとは、各時代の装束を着て、かつらを使わずに地毛でその時代の髪に結い上げた女性が祇園界隈を練り歩く行事である。安井金比羅宮といえば、縁切りで全国的にも有名であるが、こちらのくしづかを参拝することも忘れないようにしたい。
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