旅行

第5歩:福井県(越前国)探訪記~東尋坊~

投稿日:2020-12-30 更新日:

スポンサードリンク

スポンサードリンク

壱の巻:東尋坊

(1)基本情報

①概要

坂井市三国町安島にある崖。越前加賀海岸国定公園の特別保護地区に指定。日本海に面した海食崖で、険しい岩壁が続き、最も高い場所で約25mの垂直の崖がある。輝石安山岩でできた巨大な柱状の岩(柱状節理)が約1kmにわたり海岸線に広がっている大規模な柱状節理は世界的に珍しい。朝鮮半島の金剛山やスカンジナビアのノルウェー西海岸と並ぶ、地質学的に大変貴重な場所。溶岩が冷え固まったときにできたといわれる柱状の岩は非常に硬く、長い年月の侵食によりできた芸術品ともいえる。それゆえ、国の天然記念物および名勝の指定を受けている。なお、サスペンスドラマの撮影・ロケ地としても有名

【東尋坊入口】

【東尋坊入口】

②アクセス

えちぜん鉄道「福井駅」から三国芦原線「三国港行き」乗車(約50分)に乗り、三国駅で下車。その後、京福バスにて約15分。
※えちぜん鉄道には休日に利用可能な一日フリーきっぷがある。また、京福バスにも同様きっぷがある。週末に旅行する場合はこの2つのチケットの利用をおすすめする。

(2)地名の由来

乱暴あるいは恋愛関係で恨みを買って崖から突き落とされた平泉寺(勝山市)の僧「東尋坊」の名前に由来する
※平泉寺
天台宗の有力寺院。白山信仰の拠点でもあり、戦国時代に朝倉家の保護を受けていた頃は数多くの寺院や僧兵を抱える。恐竜博物館からタクシーでのアクセスも可能

(3)成り立ち

約1300万年前、マグマが地表近くまで上昇し、地中の中で冷えて固まる過程の中で五角形や六角形の柱状に形成された。その後、地殻変動により地表に現れた岩が波や風による浸食を受け、現在の形になった。特に、東尋坊の柱状節理は厚い地層にマグマが阻まれたことから、ゆっくり冷やされたため太いのが特徴

【東尋坊全景】

【東尋坊全景】

(4)その他

①東尋坊は自殺の名所としても知られるため、崖の近くには自殺者がでないよう見張るための番所もあった。また、10円玉が置かれた電話ボックスも設置されている。
この後で紹介する「雄島」も併せて訪問すべきである!

【遊覧船】

【遊覧船】

スポンサードリンク

関連記事

これを読んで、福井県に是非とも出掛けようと考えたあなたへ!
下の記事でも、福井県旅を楽しむための方法を紹介しているので、併せて確認することをお勧めする!

 
第5歩:福井県(越前国)探訪記~旅のきっかけとスケジュール~

第5歩:福井県(越前国)探訪記(訪問地概要編)

第5歩:福井県(越前国)探訪記~恐竜博物館~

第5歩:福井県(越前国)探訪記~永平寺~

第5歩:福井県(越前国)探訪記~一乗谷朝倉氏遺跡~

⑥第5歩:福井県(越前国)探訪記~東尋坊~ ☜今ココ!

第5歩:福井県(越前国)探訪記~雄島~

スポンサードリンク

スポンサードリンク

-旅行

執筆者:


  1. […] ⑥第5歩:福井県(越前国)探訪記~東尋坊~ […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【1日乗車券】

第5歩:福井県(越前国)探訪記~旅のきっかけとスケジュール~

この章では、2020年7月下旬に行った福井旅行の概要版を紹介する。各観光場所の概要などについては、後日紹介する別の記事を参考にしてもらいたい。 壱の巻:旅のきっかけとスケジュール (1)今回の旅先を福 …

【縁切り縁結び碑】

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~安井金比羅宮~

壱の巻:安井金比羅宮 (1)概要 主祭神の崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠したことから、古来より断ち物の祈願所として信仰されている。また、戦によって心ならずも愛する妻と別れざるを …

【金戒光明寺】

小さく第6歩:誰も知らない京都の楽しみ方~金戒光明寺~

壱の巻:金戒光明寺 (1)概要 「くろ谷さん」の名で親しまれる浄土宗の大本山。法然上人が初めて草庵を結んだ地で、幕末の京都守護職を務めた会津藩主の松平容保(まつだいらかたもり)が本陣を構えた寺で、新選 …

【庭園】

小さく第6歩:誰も知らない京都の楽しみ方~狸谷山不動院と詩仙堂~

壱の巻:狸谷山不動院と詩仙堂 (1)狸谷山不動院 ①概要 「タヌキダニのお不動さん」の名で親しまれ、交通安全・厄よけ・ガン封じ祈願で知られる修験道の寺。宮本武蔵が心の剣を磨いたとされる「武蔵之滝」があ …

【平清盛像】

広島貧乏旅行おすすめ観光地~宮島観光の必訪&穴場スポット~

この章では、観光スポット(宮島観光)の詳細を紹介する。この記事の主眼は、宮島「必訪スポット」と「穴場スポット」の整理とその理解の深化である。 壱の巻:ここに行かずにどこ行くの?宮島観光の必訪スポット! …

サイト内検索