旅行

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~六道珍皇寺~

投稿日:2020-11-11 更新日:

スポンサードリンク

スポンサードリンク

壱の巻:六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)

(1)概要

平安時代初期に空海の師である慶俊僧都(けいしゅんそうず)によって開基された。寺院が建っている場所は、かつて鳥辺野と呼ばれる葬送地の入り口であった。そのため、この寺院があの世への入り口である六道の辻と信じられ、今昔物語の中には六道珍皇寺があの世と繋がっているという話がいくつも残されおり、現在もあの世とこの世を繋ぐ寺として、人々の信仰を集めており、「六道まいり」の実施がそれに現れている。

【六道の辻】

【六道の辻】

【六道珍皇寺全景】

【六道珍皇寺全景】

(2)六道まいり

京都では8月7日から10日までの4日間に精霊を迎えるために六道珍皇寺に参詣する風習がある。これを「六道まいり」と言う。 これは6つの冥界を輪廻する先祖の霊を十万億土の冥界へも響き渡るという梵鐘の「迎え鐘」で現世へ迎えて供養するお盆の行事である。是非とも鐘を突いてみよう!

【迎え鐘】

【迎え鐘】

(3)小野篁と閻魔大王

平安時代の貴族であった小野篁(おののたかむら)は嵯峨天皇に仕える優秀な官僚であったが、夜は閻魔庁に出仕して閻魔大王に仕えているといわれていた。六道珍皇寺の境内には彼が冥界に行くため、そして現世に帰るための2つの井戸が残されているので、是非とも見てもらいたい。また、小野篁と閻魔大王の像も見ることができるので、一度立ち寄ってもらいたい。

【小野篁像】

【小野篁像】

(コメント:閻魔大王に使えた人の顔は普通のお役人である)
【冥土通いの井戸】

【冥土通いの井戸】

(コメント:井戸は遠くからしか見えない)

(4)幽霊子育飴(ゆうれいこやすあめ)の伝説

昔、六道の辻に一件の飴屋があった。ある夜、髪を長く垂らし、肩を落とした一人の女が飴を買いに来た。 主人が茶碗にもった水飴を渡すと、女は三文をおいて立ち去っていった。 翌日、主人が銭箱を見ると、昨晩の女からもらった三文が木の葉三枚に変わっていたという。その夜、昨晩の女が再び現れ、やはり水飴を買っていった。こういう日が何日も続いたので、不審に思った飴屋の主人はその女をつけると、女は墓場に消えていった。 その事を寺の和尚に聞かせると、10日程前に若い女を埋葬したという。その墓を確かめると、若い女の死骸の上で水飴をなめながら泣いている赤ん坊がいた。この女は赤ん坊のために毎夜、水飴を買いに来ていたのだ。
この話に出てくる飴屋は現存しており、赤子に与えてされていた水飴も「幽霊子育飴」として販売されている。昔ながらの懐かしい味であり、この話を思い出しながら一度口にしてもらいたい。

【飴屋外観】

【飴屋外観】

(コメント:懐かしい味のアメ玉を試食でもらえて、ラッキー)

スポンサードリンク

関連記事

これを読んで、京都、東山区に是非とも出掛けようと考えたあなたへ!
下の記事でも、京都旅を楽しむための方法を紹介しているので、併せて確認することをお勧めする!

 
小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~東山区編~

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~恵美須神社~

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~安井金比羅宮~

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~地主神社~

⑤小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~六道珍皇寺~ ☜今ココ!

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~銅閣寺~

スポンサードリンク

スポンサードリンク

-旅行

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【京都府庁】

京都府庁旧本館の見学は、観光として面白い。

壱の巻:京都府庁旧本館 (1)概要 日本最古のレンガ造りの官公庁建物で1904年竣工。設計は京都府職員で技師の松室重光によるもの。1971年まで府庁本館として使用され、平成16年に国重要文化財に指定。 …

【庭園】

小さく第6歩:誰も知らない京都の楽しみ方~狸谷山不動院と詩仙堂~

壱の巻:狸谷山不動院と詩仙堂 (1)狸谷山不動院 ①概要 「タヌキダニのお不動さん」の名で親しまれ、交通安全・厄よけ・ガン封じ祈願で知られる修験道の寺。宮本武蔵が心の剣を磨いたとされる「武蔵之滝」があ …

【小便小僧】

第4歩:祖谷温泉へレッツゴー~阿波国、徳島県探訪記~

この章では、2020年7月中旬に行った徳島・祖谷温泉(いやおんせん)旅行の概要版を紹介する。各観光場所の詳細については、後日紹介する別の記事を参考にしてもらいたい。 壱の巻:日本三大秘境 (1)今回の …

【おかめ人形】

「おかめ伝説」が残る大報恩寺(千本釈迦堂)の見どころ解説!

(1)概要 今から約800年前の1227年に開創。別名「大報恩寺」。本堂は創建時そのままの姿を残し、応仁・文明の乱の際にも両陣営から手厚き保護を受けたため、奇跡的にも災火をまぬがれる。そのため京都最古 …

【恵美須神社全景】

小さく第3歩:誰も知らない京都の楽しみ方~恵美須神社~

壱の巻:恵美須神社 (1)概要 京都恵比寿神社は「西宮恵美須神社」や「大阪今宮恵美須神社」と並んで日本三大えびすとして呼ばれ、通称「えべっさん」の名で親しまれている。 1202年に禅禅の開祖である栄西 …

サイト内検索